Story


 〜柴田望洋物語〜
   プロローグ

 私は家を出る事にした。
 今まで暮らしていた家が嫌になった訳ではない。
 独り暮らしをしたかった訳でもない。
 家族が嫌になった訳でもない。
 ただ離れたかった。
 独りになり、自分の事を考えたかったのかもしれない。
 私にとって、父は大き過ぎる存在であり、目標だった。
 父は私に色々な事を教えてくれた。
 人の在り方や生き方ではなく、たった一つの事柄を。
 別にそれが嫌になった訳ではない。むしろ今でも望んでいる。
 でもそれでは駄目なのだ。
 私が私であるためには、父の傍にはいない方がいい。
 だから私は家を出る事にしたのだ。
 そう、だから……。

 『Pronov』 の 瀬田先生に執筆していただいた
 画家という夢を馳せる主人公 「和久井 嶺香」 の
 交錯する想いと決意を描いた
 少し切なく、そして温かい短編ストーリー。

 B.rabbit氏の画力及びプログラム向上を見込んで
(・・・嘘)
 このたび再編して作り直すことになりました。

地球に、そして貴方の懐に優しい小説系サイト
『Pronov』 シナリオライター瀬田先生のHPです。
望洋物語以外で執筆している素敵作品はPronovで閲覧できます。

廃墟と呼ぶに相応しい
無更新、無干渉の望洋絵師「B.rabbit」氏のHPです。
来るもの拒まず、
来るものを落胆させる、
そんなちょっぴり切ないハートフルホームページです。